「まだ着かないのか…」
狭苦しく多くの通勤通学者を乗せた電車が次のホームへ辿りつく。しかし、僕の降りるべき駅はまだらしい。僕の横に立っていた中高年の女は僕に肩をぶつけながら早足で出入口へ向かっていった。文句のひとつも言いたくはなるが、満員の電車ではこんなことは珍しくもない。降りる客たちは我先にと出入口へと向かい、新たな乗客たちが押し込まれる。あまりの混雑に嫌気が差し、何度目かの小さく溜息をつく。僕は時間を止められるとは言っても、進めることはできないのだ。こういう苦痛な時間はただただ耐えるしかない。
ホームでお嬢様学校の女を犯した後、何食わぬ顔で電車に乗り込んだ僕は今、高校へ向かう数十分の道のりの途中だった。目的の駅、高校の最寄り駅まではまだまだあるらしく退屈だ。足の踏み場がないほどではないが、混み合っている車内はどうにも息が詰まる。
「チッ…。なにあのおじさん…、最ッ悪なんだけど。それに臭いし」
ぼうっと車内を見渡していると、スーツ姿の若い女が乗車してくるのが目に入る。降車する中年男に肩をぶつけられたのか、小さく悪態をつきながら。髪は短く、目つきの鋭い、気の強そうな女だ。疎ましげにしながら窮屈な車内に脚を踏み入れてきたその女。大きくヒールの音を鳴らしながら電車内に自分の立つスペースを探して、ずかずかと奥の方へと歩いてくる。しかし、混み始めた電車の中では、僕の横しかスペースが空いていないようであった。どこも人でいっぱいなのだ。
OLらしきその女も、僕の隣にあるスペースを発見したらしくこちらに歩みを進めたはいいものの、僕の顔を見たその瞬間、女は明らかに不快そうに眉を顰めた。続いて辺りを見渡し、他にスペースがないことを確認すると、女はしぶしぶ僕の隣に立つことにしたようだった。しぶしぶ、というだけでも失礼極まりないが、それだけじゃない。自分の腕を掴んで身を縮めて、どうにかして僕との距離を取ろうとしてくるのが絶妙に頭にくる。
「はぁ…、きもいし…」
電車が発車し、女は僕の方を見下すように一瞥したかと思えば、ぼそりと悪態を零した僕に背を向けてくる。
おい、聞こえてるぞ。はぁ…。この女、本当に苛立つ。…いや、ちょうどいい。暇だったのだ。このOLに男の恐ろしさをわからせてやろう。僕はすかさず時計のボタンを押し込んで時間を止めた。
シィン。揺れていた電車もその場でぴたりと止まり、電車の中の喧騒は一瞬にして静まる。
「さぁて、まずはその尻だ」
女がこちらに背中を向けていたことで、気になっていたその尻に目を向ける。やはり、かなり大きい。女の身につけているスーツのスカートがタイトだということもあり、形が浮き出ていてその大きさをより強調していた。
「ほう…」
スーツの上から尻に手のひらを当てて撫でてみる。太腿の辺りから背中にかけてゆっくりと。やはりこの女、尻が相当大きい。形の良い山になっているその尻には、弾力もある。そのあまりの大きさと形に思わず感嘆してしまう。僕が普段犯しているような女子高生とは、全く違う。決して太っているわけではないのに、尻だけが異様なほどに大きいのだ。
「それにしても、やっぱこの女ケツでけぇな…」
感心しながら、何度もその尻を撫でつけて堪能する。スーツの上から撫でるだけでもわかる、その身体つきの良さ。
「ぐふふ、これは期待できるな…」
尻から手を離し、背中を向けていた女の身体をこちらに向かせ、向き合う形にさせる。なるほど。この女、かなり高めのヒールがついたパンプスを履いているらしい。向き合うと、僕より僅かに身長が高く、不本意ながら見下ろされる形になってしまう。機嫌の悪そうに細められた切れ長の目。身を縮めるために組んだ腕。鋭く尖ったネイル。そのどれもが彼女の気の強さを増長させ、見下ろされた僕が馬鹿にされているような気分になる。今から犯そうとしている僕に対して、やれるものならやってみなさいよ、とでも言っているかのような。
「ふん。これからわからせてやるよ…っ!」
ふつふつと沸き上がる苛立ち。先ほどの悪態といい、この女に男の恐ろしさを教えなければならない。早速、女の腰の横にあるスカートのファスナーを掴み、下ろしてやった。一番下まで下ろせば、女の下半身を守っていたはずのスカートは力なく女の腰から脚元へと落ちる。
「黒タイツか…」
混雑していたこともあり、気が付いていなかったが、この女、タイツを穿いていたらしい。目の細かいタイプの黒タイツだ。それにしても、これほどの人混みでタイツは蒸れるだろう。いや、蒸れるだけではなく、水ができるほどに湿気ていてもおかしくない。あれだけ偉そうな態度を取っていたくせに、もし、タイツの中を蒸れさせていれば、それほど愉快なことはない。いや、中年に『臭い』なんてことを言っていたぐらいだし、僕に触れたくないようだったし、この女自身、潔癖症だという可能性もある。自分の衣服には気を遣ってかなり清潔にしているのかもしれない。
「確かめてやる…っ」
もしそうだとしても、確かめてやらなければ気が済まない。僕はタイツ姿になった女の前にしゃがみ込み、陰部のあたりに鼻を押し当てて、一気に吸い込んだ。
「さあ、いくぞ…。すぅぅうぅ…っ、ゲホッ!くっせぇっ!」
全てを吸い尽くす前に、そのあまりの臭さに思わず咳き込んでしまった。なんだこの臭いは。自分はこんなえぐい臭いをさせているくせに、中年にあんな酷いことを言っていたのか。
「くっせぇ…っ!この女め…っ!調子に乗りやがって…っ!すぅぅ…っ!ゲホッ!」
ぴったりと身体に密着したタイツ。その内側に籠った空気。こんなにも臭い匂いを抱えていたくせに、偉そうな態度を取っていたなんて滑稽でたまらない。
「それじゃあ、タイツの中の匂いも嗅がせてもらおうかぁ?」
女の腰に手を当て、続いて臍に人差し指を突っ込み、その中を穿りながら煽る。もちろん、時間を止めているので、抵抗すらできない。哀れな女だ。僕はタイツに指をかけた。スカートとは違い、脚にぴったりと密着している分、下ろすまでに苦労する。特に尻だ。大きすぎて、ゴムの部分が引っ掛かる。ぐい、ぐい。生半可な力では脱がすことができない。
「おらッ、この巨尻女め…ッ!」
手を後ろに伸ばし、尻をビンタしてやる。こんな大きな尻をしているからいけないんだ。脱がせた後は厳しい仕置きをしてやらなければ。勢いをつけてゴムを下へ引っ張ってやると、ようやくその肌が露出した。
「お?黒の下着か…、さて、嗅がせてもらうぞぉ」
先ほどと同じく、女の股間の前にしゃがみ込み、陰部に鼻をつける。タイツに閉じ込められていた空気がむわりと僕の顔を包んだ。クロッチ部分の布が僕の鼻に押し込まれて、陰唇の山の形に沈む。さて、まずは息を吐き出し…、そして、吸い込む。
「すぅぅぅぅ…ッ!んぐ…ッ、おぼぉぉぉ…ッ!」
ああ、堪らない。なんて臭いんだ。咳き込みながら、脳に注がれる快感に身を震わせる。あまりの臭さへの苛立ちと多幸感に包まれ、頭がおかしくなりそうだ。
先ほど中年を馬鹿にした時も、僕のことを罵倒した時も。この女は下半身からこんなにもえぐい香りを放出していたのだ。自分はこんなにも汚らしい臭いを発生させているくせに、人に悪口を言うなんて、躾がなってないな。
「ふん。まあいい。これから躾けてやるからな」
もう一度、女に背中を向けさせる。僕の腰の前には下着に包まれた大きな尻。いや、尻が大きすぎて、下着がTバックのようになっている。僕は堪らなくなって、ペニスを露出し、その巨尻に陰茎を思い切り叩きつける。仕置きの1つ目。ペニスでのスパンキングだ。
「性欲溜め込んでんだろ?おらっ、ペニス欲しいんだろ?」
パンッ、パンッ!亀頭で尻肉を叩きつけて煽る。硬い亀頭に叩きつけられた尻肉は呆気なく亀頭の形に沈んだかと思えば、その弾力でもって押し返してくる。その勢いで先端の溝に溜まっていた我慢汁が女の尻に容赦なく飛び散る。
「ぐへへ。この尻、ホントに最高だな」
透明な液体が散った尻は艶やかに光っている。続いて、尻の谷、大きな尻肉で作られた深い溝、そこに狙いを定め、ペニスを突っ込む。
「お…ッ、おおぉぉぉ…ッ!」
ずりゅりゅ…、ぬりゅ…。尻肉に挟まれているだけだというのに、この快感。やはり巨尻はその辺の尻と格が違う。普通の女子高生の尻ではこうもいかない。挟むことすらできない貧相な女だって多い。しかし、この女はどうだ。挟んだ陰茎が見えなくなるほどの肉感。尻を両手で挟んで揉みしだきながら腰を動かせば、陰茎を包む肉が蠢き、脳天を突き刺すほどの快楽を与えてくれる。
「くっそ…っ、我慢できねぇ…」
こんな快感を与えられてしまえば、もう我慢できない。このまま射精してしまいそうなほどの心地よさ。しかし、それでは勿体ない。折角ならば、中出ししてやりたい。
一旦、尻肉から陰茎を引き抜き、今度は膣へと狙いを定める。女の腰を掴み、亀頭を膣口に添え、下半身を突き出していく。
「く…ッ、入ってく…ッ」
ずぶ、ずぶぶ…っ。女の陰部はほとんど濡れていなかったが、我慢汁が潤滑油になってくれていて、ほとんど力任せにしても膣奥まで入れるまでにそう時間はかからなかった。
「この女…、膣まで肉厚すぎる…っ」
尻だけではなく、膣内まで柔らかく、それでいて肉厚だ。未成熟な女子高生の身体とは違う。男を気持ちよくさせるために、男の精子を受け入れるために、成長した身体。その身体と繋がれば、一瞬にして圧倒的な快楽に包まれ、精子を奪い取られてしまう。何人もの女を犯してきた僕ですら、最早射精してしまいそうになっていた。
「くぅぅ…ッ!」
パァンッ!苛立ちを乗せた深いピストン。こんな女にすぐにイかされそうになっているだなんて。僕は何度も膣奥に思い切りビンタする。しかし、一層追い詰められるだけ。睾丸は熱く張り詰め、震えていく。この女に精子を注ぎたい。孕ませたい。それだけが頭の中をぐるぐると巡っていく。
「ふぅぅぅぅぅ~」
だめだ。一旦深呼吸をしよう。僕は膣奥に陰茎を挿し込んだまま、天を仰いだ。このままイってしまうのは、この女に負けた気がしたから。
「…よし、今度はブラでも見せてもらおうかな」
張り詰めた陰茎が落ち着きを取り戻し始めたのをいいことに、僕は女のジャケットとブラウスを脱がし、その中の下着を観察していた。パンツと揃いの黒いブラジャー。シンプルながら色気を醸し出すようなデザインだ。
「おらッ、その中身、見せつけてやれッ!」
後ろからブラのホックを外してやれば、その胸は電車内に晒された。僕は腰の動きを再開させ、胸を揉みしだきながらの性交を楽しんでいた。
「お前こそ厭らしくて最低だぞ…ッ!こんな電車の中で犯されてさぁっ!」
一切の抵抗のない女。満員の電車の中で犯されているというのに、されるがままの女。僕のことを見下していたくせに、僕に犯されて愛液を零し始めている女。
「くっそ…ッ、たっぷり中出ししてやる…っ!」
パンパンパンッ!ピストンは徐々に速くなる。自分自身でも制御できないほどにスピードが上がっていく。一番奥。子宮に一番近い部分に何度も何度も先端を押し付ける。今から受精させてやる、精子を注いでやる、と合図するように。
「子宮が下りてきてるぞ…ッ!このビッチめ…ッ!」
僕の合図に感化された子宮が僕の陰茎に近づこうとしているのがわかる。膣口は僕を逃がさないように陰茎をきゅっと締め付け、膣壁は締め付けを強くしている。
「おほ…ッ、出る…ッ、出すぞ…ッ!」
びゅっ、どびゅびゅびゅっ!膣がきゅうっとこれ以上なく締まるのと同時、僕は絶頂していた。これはいくつめの仕置きだろう。とにかく、僕は女の一番奥で無責任に濃厚な精液を押し込むように射精していた。
「おぉぉぉお…ッ!」
びゅッ、びゅるる…っ。濃厚で熱い精液が次から次へと注がれていく。電車内でのセックス。最高だ。女の尻に下半身をぴったりと密着させ、最後の一滴まで注ぎ込んでやった。
「はぁはぁ…ッ」
ずるり。しばらくして、萎んだペニスを引き抜いて一息つく。抜くのと同時に陰唇から精液が垂れてくる。手持ちのティッシュでそれを軽く拭きとり、女のスーツを元に戻す。膣内の精液はそのままでいいだろう。僕の方も服を元に戻し、時間停止を解除する。
再び動き出す日常。ざわつきだす車内。
「…ん?」
女はというと。どっちつかずの反応だ。背中を向けているため、表情は見えないが、すぐに元の態度に戻ってしまった。しかし、その下半身には僕の精子がたっぷりと入ったままなのだ。想像すればするほど興奮する。生意気な女に仕置きをした達成感に僕は笑みを浮かべていた。